寝つきが浅い人にしてもらいたい習慣

寝つきが浅い人にしてもらいたい習慣

夜布団に入ってから眠りたいけどなかなか眠れない、

眠りが浅くてすぐに目が覚めてしまう、途中に何度も目が覚めてしまうなどなど、睡眠に悩みを抱えている人がとても多いです。

 

睡眠不足や睡眠の質が低下することで、身体の疲れが取れずに慢性的な疲労感や鬱状態、

肩こりや腰痛など、様々な不調が出てきます。

 

そこで、日頃から自宅でも時間さえあれば簡単にできる、睡眠改善の鍵になるお風呂と睡眠の関係について。

 

 ・人間の体温のリズム

起床前は一番体温が低く、時間の経過とともに体温が上昇し夕方の6時~夜8時ぐらい一番高くなり、そこからまた徐々に体温が下がります。

睡眠のメカニズムはこの体温リズムの影響を大きく受けています。

そして、大切なのは寝る前に体の深部体温がグッと下がること

体温が下がることで眠気が引き起こされています。

 

質の良い眠りのためには、体温の低下が必要です。

それをおこなうのが、実は「お風呂」です。

入浴すると、体温が1℃くらい上昇します。

血行が促進され、体全体が温まり、体温が上昇します。

しかし、これは一時的なこと。

入浴後は、血管がひらいているために熱が放散されやすい体になり、結果として体温が下がっていきます。
つまり、入浴によって体温を上昇させることで、逆に体温を下げやすい身体になる、ということ。

赤ちゃんは、眠くなると手足が温かくなる、とよく言われますが、

これも入眠に向けての体温の変化。体の中の温度(深部体温)を下げるため、熱放散しているのです。

 

身体をじわじわと温め、深部体温を効果的に上げるには、気持ちよく入浴できるぬるめのお湯が一番。

ぬるめのほうが交感神経が優位になるのを抑制し、身体にも負担がかかりません。

寝る前に副交感神経を優位にし、脳の興奮を落ちつけリラックスすることで、寝つきがよくなります。

おすすめは39~40℃で20分程度です。

お風呂に入るタイミングの目安は、就寝予定からおおよそ2時間前。個人差があるので、自分のベストタイミングを見つけてみてくださいね。