雨や台風などの天気の変化によって
体調が悪くなることを、「気象病」と呼びます。
気象病が起きるのは、自律神経の失調が関係しています。
自律神経は、呼吸・血液の循環・消化などの、身体を通常状態に保つための機能をしています
この自律神経は、気温や気圧の影響を受けやすく、急激な気圧の変化に過剰に反応します。
男性と比較して、女性の方が悩んでいる方が多いです。
女性は月経などで、男性よりホルモンバランスの変化が多いため、自律神経もたくさん働いています。
そこに急激な気圧の変化が加わることで、
いつも以上に自律神経の動きが多くなった結果、体調不良が起こりやすくなります。
一般に女性の方が、男性の約4倍も頭痛の症状に悩まされている方が多いことも、有名なお話です。
今日は天気の変化で起こる頭痛のうち、
特に多い二つの頭痛をご紹介します!!
◎片頭痛
頭のこめかみから額にかけてズキズキと疼くような痛み。
これが片頭痛の特徴です。
片頭痛は、血管拡張が原因のひとつであるとわかってきました。低気圧になると、普段よりも身体に気圧がかかっていない状態になるため、血管は膨張します。
(圧がかかっている状態=ホースを抑えて水の勢いが強い状態)
この膨らんだ血管が、神経に作用して痛みが現れるというものです。
症状
・頭の片側、あるいは両側の“ズキズキ”“がんがん”といった痛み
・体を傾けたときに頭の痛みが増す
・痛みに伴う吐き気や嘔吐
・光や音、臭いが気になる
◎筋緊張型頭痛
緊張性頭痛の原因として有力なのが、体内で生成されるセロトニンの分泌量。
低気圧が来ると、体内でセロトニンの分泌量が不安定になります。
セロトニンは、血液中から放出されますが、血管を収縮させる働きがあります。
セロトニンが血管内に大量に出ると脳の血管は縮みますが、反対にセロトニンが出尽くしてしまうと、今度は脳の血管が勢いよく膨張することに。
こうして血管を取り巻いている神経(三叉神経と呼ばれる)が興奮した状態となり、炎症が発生します。
そしてこの炎症が痛みになります。
症状
・頭の両側で感じることが多い
・圧迫感や締め付け感があり、数十分から数日間続く
・軽い〜中間くらいの痛みで、日常的な動作で頭痛が悪化しない
セルフケア
・肩こりや、くびこりも症状を誘発させる原因となります。
首や背中のストレッチをしましょう。
・頭痛がきそうと思ったら鎮痛剤
・コーヒーなどでカフェインを摂取(カフェインは血管収縮作用があります)
・身体を温める
セルフストレッチの動画を貼っておきますので、
こまめにやってみてください😊
セルフストレッチ動画
https://youtube.com/shorts/GzYWAS_fIK8?si=zEPWkyLg674m-Qby
セルフストレッチ動画②
https://youtube.com/shorts/0cN1Yb-xNRc?si=HXhoevaoeEmQuOfs
緊張型頭痛を改善する電気鍼
https://youtube.com/shorts/RB_swxvfY3M?si=HyzfUPqbdR5j2fEF